小児矯正(拡大装置)

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拡大装置は成長を
利用して顎を拡げます

拡大装置は成長を利用して顎を拡げます

永久歯の大きさとその歯がすべて並ぶ顎の大きさのバランスが悪くて、きれいに並ばずにだんだんとデコボコになり目立ってきたら、それはお子さんの骨格が小さい可能性があります。顎の成長期であれば、歯並びを整えるために顎の健やかな成長を促し、スペースを拡げて歯列の横幅を十分に確保できます。

その際に活用するのが拡大装置です。歯列の横幅を拡げられれば、歯がきれいに並ぶのはもちろん、鼻腔が拡がるので、さまざまな問題の引き金になる口呼吸から本来の鼻呼吸への改善も期待できます。
ただし、拡大装置を入れるだけでは顎の成長は望めません。正しく噛むことで顎骨は成長します。拡大装置を使うことで歯が斜めになり、一見広がっているように見えますが、そこから正しく噛むことで歯を正してから骨格を正すことで安定させるのです。

JR浦和駅西口より徒歩2分の「さいたま・こども矯正歯科」では、小児矯正をご提供しています。こちらでは拡大装置についてご説明します。

拡大装置の活用をおすすめする歯並び

成長期に顎の骨を拡げて、将来的に歯がきれいに並ぶスペースを確保することが求められるのは次のような歯並びです。

出っ歯

出っ歯

上の前歯が大きく突出していて目立つ歯並びです。「上顎前突(じょうがくぜんとつ)」とも呼ばれます。

乱杭歯

乱杭歯

歯がでこぼこに並んでいる状態です。「叢生(そうせい)」とも呼ばれます。八重歯も叢生の一種です。

受け口

受け口

下の歯が上の歯よりも前に出ている状態です。横から見ると顎がしゃくれて見えます。「下顎前突(かがくぜんとつ)」と呼ばれます。

クロスバイト

クロスバイト

「交叉咬合」「すれ違い咬合」とも呼ばれ、前歯または奥歯の何本かが交叉して下の歯が外側にずれている噛み合わせです。

はじめる時期について

お口の状態により異なりますが、多くの場合、7~8歳前後に開始して、9~10歳前後までに歯列の幅を拡大します。その理由は、第2次成長期の顎の成長を利用できるうえ、犬歯が生えてくる前に拡大を成功させると前歯を整えるだけですむからです。子供の前歯は大人の前歯よりも小さく、奥歯は逆に子供の方が若干大きいのです。そのため子供は前歯の矯正をすることだけですみます。また自我が芽生える前ですので、親御さんの決断によって治療ができることもメリットの1つです。

成長曲線

治療前の検査について

CT画像セファロ画像

当院が採用しているCTには通常見られない気道まで3D表示で確認できます。これによりアデノイドや扁桃の分析も可能になります。このレントゲンにはセファロの機能も備わっているため、顔の骨格全体を撮影して診断できます。これにより歯並びの乱れの原因が、姿勢の悪さなのか、それとも呼吸なのかを判断することが可能です。治療前の検査で原因をしっかりと追究することで、精度の高い治療計画を立案することができます。

装置を装着するタイミング

装置を装着するタイミング

固定式ではなく床矯正システムで顎の拡大をするとき、できるだけ短期間で治療を終えるには、長時間の装着が求められますが、食事やはみがきのときのほか、発音する際に問題が起きる可能性がある国語や英語、音楽の授業中などは取り外せます。1日12時間以上の装着時間を確保できれば治療可能です。ただし装着時間が短いと治療に時間がかかってしまうことはありますので注意が必要です。

その他の注意点として、矯正装置を外すと「後戻り」をすることがあります。すると装置をきつく感じます。装置がきつい場合、ネジがある床矯正装置ではネジを半回転巻き戻して、30分ほどしたら、また元に戻す方法もあります。その際に、さらに拡大方向にネジを回転する場合には2~3時間後に行いましょう。お口の状態により対応が異なりますので、くわしくは当院にご相談ください。

装置の着脱のコツ

装置の着脱のコツ

床矯正装置を外すときは、やさしく両手で外しましょう。片手で外すと、矯正装置に負荷がかかり、バネが金属疲労を起こしてしまう可能性が高まります。またバネが緩んでしまいやすいので、外れやすくなったときなどはご来院の予約をしてください。装置をチェックして調整いたします。

治療費

治療 費用