オールセラミック 下顎4本
術前の状態、治療計画
患者 40代 女性
主訴 歯痛を訴え来院
診査診断 むし歯により根尖部が感染して膿が根っこの先に溜まっている状態。感染根管治療を4本行い、ファイバーポストを入れオールセラミッククラウンにて最終補綴する予定とした。
根管治療後、被せものをいれる準備をします。
歯の神経を処置した後は、必ずポストという芯を根っこの中に入れます。
神経を取った歯は枯れ木と同じで栄養分が歯にいかず、神経を取ったままにしておくと力がずっと加わっていくことにより根っこが割れてしまいます。通常は根っこの中にポストという芯を入れ歯の補強を行います。
ポストは2種類あります。
保険適応のシルバーを用いたポスト
利点 安価
欠点 歯を割る力がかかりやすい。歯よりも硬いため。
金属色が歯から透けることがある。
自費のグラスファイバーを用いたポスト
利点 歯と同じ硬さのため歯に負担をかけにくい。
白いポストなので歯から透けない。
欠点 保険が効かない
その後、最終補綴を行うために歯を削り仮歯を入れていきます。
この写真は歯を削った後の写真です。
この後仮歯をいれています。