全顎セラミックインレー修復

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術前状態、治療計画

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患者 50代 女性

主訴 口の中がむず痒い、湿疹ができた。

診断 金属アレルギー

口腔内の湿疹は補綴物(詰め物)によって発現することがあります。そのためパッチテストを実施し、金属アレルギーについての有無を精査したところクロムにアレルギーがあることがわかリました。

治療計画 まず金属の詰め物を外して、その中に虫歯があればそれを除去します。その後、歯の形を整えて型取りを行い、詰め物のセットを行います。

 

 

歯科用金属での金属アレルギー

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金属アレルギーは金属の詰め物が長時間口の中に滞在することで、金属の一部が溶出して、過剰に体内に取り込まれることでアレルギーが発症します。

歯科の詰め物において多くは 金銀パラジウム合金 が用いられます。

◼︎金銀パラジウム合金(図①)

コバルト、ニッケル、パラジウム、クロム等を混ぜ合わせた合金です。 パッチテスト(アレルギー検査)においてはこれらの金属にアレルギーがないかを調べることが重要です。

日本の保険診療では使用されますが、世界的には使われていません。

 

◼︎アマルガム(図②)

主成分は水銀です。約20年前に頻繁に使用された古い材料です。アレルギーを起こしやすい材料と言われています。基本的に当院ではアレルギーの有無に関わらず除去することをお勧めしています。

 

本症例において患者さんはセラミックによる補綴を希望されました。

当院では適合性の良い補綴物を製作するための工夫を行っています。

※症例によって必要と判断した場合

①拡大鏡、マイクロスコープの使用:歯を削る際により繊細な形作りをするために用います。

②プロビジョナル(仮歯)の使用:最終的な被せ物の指標となります。清掃のし易さ、歯茎の形態を整えるなど様々な役割があります。

③歯肉圧排:歯周ポケットに糸を入れ、被せ物の際をしっかりと出すための事前準備です。

④印象:精度の高いシリコン系の型取りの材料を使い、精度の高い模型材料を使います。

⑤色調:患者さんの要望と患者さん自身の歯との調和を求めるために、歯の色合わせ写真を撮影し、技工士さんの製作の際の参考にします。

術後

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型取りをした被せ物が完成し、調整を行いセットをしました。今回の治療は左右に分けて行いました。

その理由として歯の形を整えて型取りをした後、被せ物が完成してセットするまでの一定期間を患者さんは仮ふたで過ごさなくてはいけません。患者さんにとって仮ふたでの食事は噛みづらかったり、ストレスとなります。

左右で別々に治療をすることは患者さんの噛む側を確保して、ストレスなく治療を進めていく上で大切なことなのです。

 

治療期間 4ヶ月程度

治療費 セラミックインレー5本 45万円

    

浦和駅東口、北口徒歩1分 医療法人社団幸誠会 たぼ歯科医院 理事長 

歯周病学会専門医

多保学

 

 

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048-7118241

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