フラップレスインプラント抜歯即時埋入①

フラップレスインプラント抜歯即時埋入①

術前状態、治療計画

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患者 30代 男性

主訴 前歯が折れた 紹介来院

診断 上顎右側中切歯歯根破折

治療計画

最初に資料採取を行います。診断を行うために必要な口腔内写真、参考模型の印象、咬合採取、デンタルX線写真撮影、CT画像撮影を行い治療計画の立案を行います。

本症例においては抜歯後すぐにインプラントの埋入を行える症例であり、歯肉を切開しないフラップレスでのインプラント埋入が可能であると診断をしました。

まず、上顎右側中切歯の抜歯を行ないます。抜歯後は根尖部の感染物質の掻爬(掻き出すこと)を行ないます。

次に抜歯窩にインプラント埋入を行ないます。抜歯窩とインプラント体の隙間に人工骨を填入した後、インプラントアッバトメント(人工歯根と人工歯をつなぐ装置)の調整を行います。

それから、口蓋粘膜より結合組織の採取を行います。採取した結合組織は唇側歯肉下へ入れ込み、プロビジョナル(仮歯)をセットした後、咬合の調整をして6ヶ月のインプラントと骨の結合期間を待ちます。その後、最終的な被せ物の型取りをしてセットを行う治療計画を立てました。

第1段階:CT画像診断  第2段階:抜歯

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第1段階としてCT画像診断を行います。CT画像をにより既存骨の量、インプラントの埋入位置の予測、周囲歯牙の状態確認を行います。これにより使用するインプラントの種類、術式の決定を行います。CTによる術前の診査、診断はとても大事な治療のステップです。

第2段階として抜歯を行います。できるだけ周囲の骨を保存するために抜歯の際はできるだけ慎重に行います。特に唇側骨を保存することはインプラント埋入後の歯肉退縮などの予防につながります。

第3段階:インプラント埋入

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抜歯後、プローブ(歯周ポケットを測定する器具)を用いて歯肉の厚みを測定します。埋入ドリルを抜歯窩に試適して、理想的な歯軸の位置の予測を立てます。

インプラント埋入の理想的な位置は①唇側歯肉の保護、②初期固定(インプラントと骨の結合)の獲得、③補綴(被せ物)的観点 から口蓋側の骨に食い込むように設定します。

ドリリング時は抜歯窩の方向に流されないこと、軟組織を巻き込まないことに注意します。

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